金色のガッシュ 感想
金色のガッシュ 感想
3日で一気見したそのままのテンションで書いてます。ネタバレしかしてません。↓
ギャグとバトルの緩急が素晴らしい漫画でした!
33巻の中で膨大なキャラ数全員の設定と背景が描かれていて非常に濃い物語。
どんなに強いキャラであっても本で呪文を唱える人間の心の力(限界がある)とその力に応じた技を出す魔物のルールは破られないので、限りある力を適切に使っていく戦略が鍵となり、他のバトル漫画とは違うスポーツ的な要素を感じました。
高威力な技が打てても原動力は生身の人間だから、反動を食らったり休まなきゃいけなかったりで闇雲には戦えない。
その為どんなに敵と実力差があっても精神的に揺さぶりをかけたり、技を出させて消耗させたりで勝機を導きだせるのはよく出来てる設定だと思います。
一気見したからそう感じるかもしれないけど、多くのキャラの退場直前に可哀想な生い立ち紹介があって、ちょっとしか登場してないキャラに後出しで回想を出されてもなんか同情を強要されているようであんまり感動できませんでした…
その点でいうとゾフィスは最初から最後まで外道で、出し惜しみなくボコれるキャラでめちゃくちゃ良かった!
ファウード編ではバトル漫画でやりたいこと全部やってますね。
ボロボロになってもうダメだ…ってなる度に新しい力に目覚める、仲間が来る、敵が味方になる…等。
清麿くんほんとに人間なの?って何回突っ込んだか分からん。
火事場の馬鹿力にしても、奇跡だとしても、説明出来ないほど体力知能共にレベルがおかしくすぎません???
でもまぁ覚醒して今まで使ってた術が全て強くなるって展開は激アツで興奮しない人いないわ。
ゼオンはもっと非情だと思ってたけど案外あっさりガッシュを受け入れたなぁ。ガッシュと似て結構優しいの可愛い。
クリア編は敵の詳細情報ほぼ無いしまとめにかかってる感凄かったけど、パートナーとの絆と別れを描くシリーズだから、寧ろ敵側に感情移入しない方がメインキャラに集中できて良かったです。
クリア編決戦ラストの金色の本から今までの仲間が応戦するぜシーンは泣きました。
最初にダニー出してくるのずるい。
しかもあの応戦シーン、2話に渡って応戦しててすんごい手伝うじゃん、そんで各キャラ
わりと喋らせてくれるじゃん 最高。
○刺さったシーン
・パティの退場シーン
これは問答無用で一位。
ああいう覚悟は一番カッコいい。好き。
・強くなったキャンチョメを止めるフォルゴレ
あのアヒルに知恵を与えてしまったばかりに…
キャンチョメは最初から自己中で他人の痛みに鈍感な感じだから、精神攻撃できるようになったら畜生になるのは自然で、能力と性格がマッチしてて良かったです。
フォルゴレは愛のあるいい奴だな…
過去の過ちを改めたキャラ(カバさん)を貫き続ける姿はまさに鉄のフォルゴレ。かっこいい。好き。
・清麿の「答えを出す者」の力がアホな夢で消滅するところ
天才だと思う。
○もやっとしたとこ
・ガッシュのこの石版見たことある発言が回収されていないこと。
・ストーリー上仕方ないけど月の石やらファウード液やらあまりにも薬漬けで笑ってしまう。
・魔物と人間どっちがどっちか分からないキャラ(チェリッシュとか)で混乱したこと。
せめて顔に線書いといて…
・ラスト卒業式冒頭で清麿が言った 「もう桜が咲いてる 地球温暖化で素直に喜べないな」 でその台詞今要るか?ってなっちゃって卒業式泣けなかった…。
○ガッシュアニメ一部感想
1話からティオ登場回まで見ました。
ここまでだけで言えばテンポいいし
バトルはやっぱアニメの方がわかりやすい。
ガッシュがよく動きよく叫び、よりかわいく見えました。
・最終回
原作と違う終わり方らしいので見てみたら別アニメだったわ。解散。
以上!